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アミノ酸飲料

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なぜかアミノ酸飲料には赤と白を基調にしたデザインが多いです。ダイエットを始めたばかりのとき、「筋肉をつけるには、とにかくタンパク質系のものを摂ればよい」
という発想のもと、何の知識も無かった私は、アミノ酸飲料を好んで飲んでいました。
アサヒの「アミノダイエット」を特にひいきにしていました。トレーニングの後に私の定番メニューとなりつつあったのは、アミノダイエットとゆで卵、というものでした。
しかしあるとき、何気なく私はアミノダイエットの栄養成分表示を目にしました。
500mlのペットボトル一本あたりのアミノ酸含有量1000mgしかありませんでした。少なすぎます。500ml丸々1本飲んで、1グラムしかアミノ酸を摂取できないのです。
私が調べたところによると、牛乳に含まれるタンパク質量は500mlあたり約17g(17000mg)だそうです。
アミノダイエットに含まれているアミノ酸の量は牛乳のわずか17分の1にとどまっています。
どれほどアミノ酸が吸収速度に優れているからといっても、そんな微量のアミノ酸を摂取したところで得られる効果には期待できません。
アミノ酸とは、一般的に言えばタンパク質をつくる基本要素であり、20種が知られています。必須アミノ酸と呼ばれているそのうちの9種は体内では作ることができないため摂取しなければなりません。
次に性質ですが、「燃焼系」といった商標から連想される脂肪燃焼作用はアミノ酸には一切ありません。「燃焼系」というのは、アミノ酸飲料に含まれている必須アミノ酸のうちのひとつである
リシンが脂肪燃焼に欠かすことのできないカルニチンというビタミンの材料になるという意味であり、「燃焼系」といっても飲むだけで痩せるということはありません。
また、アミノ酸には健康によいイメージしかありませんが、摂取しすぎることによりカロリーオーバーし、逆に肥満の原因となってしまう場合もあります。
アミノ酸といえどもカロリーは炭水化物と同程度あるため、必要以上に摂取すれば脂肪へと変化してしまいます。さらに、必須アミノ酸を摂りそこねるということは現代の食生活では考えにくく、無理にアミノ酸を摂取しようとする必要はありません。
これまで、アミノ酸を否定するような説明になってしまいましたが、当然、アミノ酸には長所もあります。
例えば運動の直後筋肉が弱っているときなどに摂れば、アミノ酸はタンパク質の一部分となるため、タンパク質からできている筋肉の回復にとっては効果があります。
以上のように、痩せることを目的にアミノ酸を摂っても意味はありません。カロリーオーバーのためマイナスになる可能性もあります。しかし、運動時に上手に活用すれば素晴らしい効果が期待できます。
今までは興味がなかった人も、何も知らずにアミノ酸飲料、食品を摂取してきた人も、アミノ酸の正しい効果を知って、活用していきましょう。